2007年スイス旅行記その18~さよならスイス

スイス最後の朝。夜のうちに、雨はすっかり上がった。朝ごはんをしっかり食べ、駅に向かう。

今まで切符はすべて窓口で買っていたが、せっかくだからと自動販売機に挑戦してみた。英語表示もあるタッチパネル式で、悩むこともなくすんなり買えた。別の日の切符も、この駅以外から出発する切符も買えるようだ。もちろん、クレジットカードが使える。

空港へは10分ほど。大荷物の乗客が多いが、中にはスーツケースを二つ持っている人もいる。たいてい体格のいい男性だが、大きいほうを預けて小さいほうを機内持ち込みにするのだろうか?どうやって運ぶのかと列車を降りてから眺めてみると、器用にそれぞれの手で一つずつ引いたり、二つ重ねてまとめて引いたりしている。重くないのかな?日本ではちょっと見かけない光景である。

空港は二度目なので、迷うことなくチェックインカウンターに着く。荷物は来たときより確実に重い。最近は燃料高騰のあおりで荷物の重量オーバーに厳しく、キロ当たり数千円の超過料金を取られると聞いている。秤に荷物を載せると、20.6キロ!うっ、超えてるよ!とドキドキするが、カウンターのお兄さんは気にした様子もなく、「CTSまで荷物はスルーだから。名古屋までの航空券しか出せないから、続きは名古屋のカウンター行ってね」と愛想良く送り出してくれた。よかったよかった。

出国審査場に行く。係官は私のパスポートを開き、「ちらっ」と見て(0.3秒くらい)、すぐ返してくれた。スタンプもなく、私の顔ちゃんと見たの?というくらい超速。当たり前だけど去る者追わずなのね。

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手元に20フランほど残っていたので、売店でチーズボードの形のマグネットと、スイスの各州の国旗があしらわれたシンブルを買う。レジではアメリカ人夫婦がやはりスイスフランを使いきろうと、店員と電卓を叩いている。残りをユーロの現金やアメックスで払いたいらしいのだが、夫が店員とあれこれ話している間にも、妻が次々品物を持ってきては「やっぱりこっちに変えて」と口を出し、その度に電卓を叩きなおす効率の悪さ…。後ろに並んでじっと待っていたが、店員のおばちゃんもさすがに呆れたように「こっちのレジ終わるまでに考えといて!」というようなことを言って、先に私の会計をしてくれた。

さらに他のお店を廻っていると、シュプリュングリ発見!きゃー、マカロン買おう!喜び勇んでショーケースを覗くも、あるのはチョコレートだけ。がーん、市中のお店にしか出してないんですか~。

スウォッチのお店もあるが、品揃えがイマイチなうえ、日本で買うのと大して変わらない値段。本場なので2割は安いと踏んでいたが、甘かったようだ。お買い得感がないからか、免税店の辺りは閑散としている。ぐるっと免税店街をまわって元の場所に戻ってくると、さっきのお店ではまだアメリカ人夫婦がレジに陣取っていた。のんきな人たちだ。

そういえば、搭乗口はまたしても離れ小島のEゲート。早めに行かなければと、スカイレールに乗って移動する。しかし着いてびっくり、Eゲートのセキュリティチェックは大混雑!ディズニーランド並みの長蛇の列で、どこが先頭かもわからないほど。私の30人ほど前の所から、「奥にあるセキュリティチェックを使ってくれ」と係員に誘導され、行列のまま小走りに通路を進む。奥って、どこ?と思いながら、動く歩道を2本歩き、着いた所はビルの反対側の端。しかしここもさっきと同じくらい混んでいるではないか!刻々と時間は過ぎてゆき、焦りながら順番を待つ。

機内持ち込みにできる液体類は、保安上ひとつ100ミリリットル以下ですべてをジップロックの中サイズにまとめなければならない。検査員のおばちゃんは、私の袋の中身をじーっと見たあと、おもむろに蓋を開けて臭いをかぎ始めた。それは、前にギフトで貰った「竹炭ボディソープ」の入れ物がちょうどいい大きさだったので、シャンプーに詰め替えてあるもの。表には、笹の絵とわざわざ英語で「BAMBOO BODYSOAP」の文字が。こりゃなんじゃ?って感じよね。おばちゃんは首をかしげながら、苦笑していた。きっと、東洋人は竹エキスで体洗うのね~と思ったのだろう。

セキュリティをパスし、搭乗口のある二階に上がる。搭乗ゲートは、これまたビルの反対端。最初のセキュリティチェックの真上であった・・・なんか、朝から大運動会の気分。

トイレに行って戻ると、出発40分前というのに搭乗が始まっている。機体はエアバスA320で横3-3の配置。窓側を取ったので、早めに乗り込む。行きに乗ったのよりも機体は大きいが、ほぼ満席。機内では、ドイツ語フィンランド語をはじめあらゆる言語が飛び交っているが、スチュワーデスは(男性もいる)みな数ヶ国語がOKなのだろう、それぞれに違う言語で対応している。すごーい。

離陸後、しばらくは雲の上。ゴトランド島を過ぎた頃、やっと下界(海)が見える。バルト海に大きな島があるなんて、考えたこともなかった。

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昼食は、白と茶色のごはんのピラフに、デミグラスソースをかけたもの。行きの日本発で食べたあんかけ親子丼より美味しい。芯まで茶色のお米は、一体何という種類なのだろう?国際線ゆえお酒も頼めるけど、午前中なのでやめておく。

3時前にヘルシンキ到着。名古屋行きの出発まで2時間以上あり、免税店でフィンランドのお酒やお菓子を買っても、まだたっぷり時間があった。探検しようにも国際線ターミナルは狭く、仕方なくホールの椅子に座ってじっと時間の過ぎるのを待つ。
色々な人たちが、来てはまた去っていく。向かいの席の家族連れは、母親が子供の相手をしながらも休むことなく父親に話しかけているが、父親のほうは生返事ばかりで鉛筆を持って雑誌を読みふけっている。そのうち母親の口調が尖ってきたので、やれやれという感じで父親は雑誌を閉じた。見れば、本の表紙は「SUDOKOA」。数独のフィンランド語か?なるほど夢中になっていたわけだ。

搭乗口に向かうと、待合室の前にブースがあって、そこで係の女性が搭乗券のもぎりをしている。一時間も前から、こんなところで?と不思議に思うも、列に並んで搭乗券を差し出す。よりによって、搭乗客のリストをプリントアウトした用紙にいちいちチェックを入れている。今どきローテクとはね。半券だけ持ってブースの先の待合室で搭乗を待つ。しかしこの待合室、入り口が広いため出入りは自由で、なぜあんなところでわざわざチケットを切ってしまうのか、さっぱりわからない。

待合室はふたつの部屋が繋がっており、片方は成田行き、もう一方が名古屋行きである。当然、半分以上が日本人で、ツアー客が多い。飛行機は何らかの理由で遅れているらしく、定刻になってもまだ待合室で待たされる。

振り返ると、さっきのブースではまだ係員が切符もぎをしている。もう一時間以上経ってるよ?なるほど、この効率の悪さでは、ボーディングブリッジの入り口では間に合わないわけだ。まさか、機内でこんなに待たせるわけにいかないものね。

結局、離陸は一時間近く遅れた。週末だからかかなり混んでいて、私の横にも体格のいいフィンランド人の男性が座る。ちょっと圧迫感・・・でも爽やかな感じの人だからまあいいか。

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夕食は、洋風やきそばに、またしても茶そば。わざわさ日本から持ってこないで~!ここで、念願のシャンパンを頼む。シャンパーニュ産じゃないから、スパークリングワインか。フランス語で、シャンパンじゃない発泡ワインは何て言うのかな。

外は9時過ぎなのに、かなり明るい。そうだ、もうじき夏至だっけ。隣りが他人で落ち着かないが、旅の疲れかあっという間に爆睡。

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