信州の旅 二日目
温泉恒例、早起きして(といっても六時)大浴場へ。
かなり空いていて、大理石風呂独り占め。
離れの客室の半分くらいは部屋に露天風呂が付いているからかな。
この大浴場は入口が二つあるけど中の脱衣所は一つ、浴室はそれぞれ別の入口のある大きい部屋と小さい部屋が壁で仕切られていて、中で行き来はできないようになっている。
つまり、元々男女隣り合った浴室だったものを、脱衣所だけ合体したらしい。
普通なら浴室の壁も取り払うところ、文化財だけに自由に改変できないのだろう。
朝食会場は、昨夜とは別の大広間。
山小屋風の和モダンな造り。
朝食は和定食。
卵料理を出汁巻、オムレツ、温泉卵の中から選ぶ。
朝から食べすぎだ・・・。
別所温泉は千曲川と犀川に挟まれた山間にある。
西側に山を抜ければ、そこはもう安曇野。
途中の山道からは、北アルプスが一望できる。
中央の目立つ山容は常念岳。
穂高や槍ヶ岳といった有名な山はこの一列後ろで、穂高の頭がかろうじて見える程度。
左から横通岳、東天井岳、大天井岳。
もう少し青空だとよかったな~。
峠を下って安曇野に下りたけど・・・
横殴りの強風で、「大王わさび農場」でわさびソフトを食べる計画はお預け。
芝桜と北アルプスのコントラストがキレイ!とGoogleMapにあった場所へ行ってみる。
うーん、まあきれい・・・、もっと天気が良くて、もっと暖かければ!
松本に向かってみるも、市内は渋滞しまくり~。
そうだ、松本城も桜の名所だった・・・。
とりあえず全員行ったことがあるので、この強風のなかわざわざ行くこともなかろう、というわけで帰途についた。
せっかく親を連れ出したのに、無計画で申し訳ない。
帰りは三才山(みさやま)トンネル経由。
たかがトンネルひとつにお金を払うのって、未だにひっかかるのであった・・・。
トンネルの抜けた先の鹿教湯(かけゆ)でおそばを食べて、一泊旅行は終了。
次回(次は何だろ・・・米寿?)はもっと近代的で快適な旅館にしよう。
黒猫家も泊まった旅館と変わらないくらい古い建物なことに、行くまで気が付かなかった間抜けな私であった。
☆おまけ☆
信号機つきトンネル。
トンネルは素掘りした岩盤にモルタルを吹き付けただけ。
ちなみに、れっきとした国道(143号)である。
上信越道横川SAから見た妙義山。
ギザギザ具合が好きなんだけど、横浜から日帰りするには遠いし、泊まるには近いしで、未だ登ったことのない山。
先ほど立ち寄ったのは、拾ヶ堰という用水路。
一昔前は山麓の荒地に過ぎなかった安曇野は、用水路を縦横に通すことで農業が可能になったらしい。
桜の花が一列になって流れ下る様は、まさしく花筏。