るーぷる



 姉が来た。

 彼女は前々から宮城に来る予定があったのだが、そこにちょうど良く私が引っ越ししてきたので、めでたく今年二度目の邂逅が叶ったのであった。

 以前住んでいた時、両親はわざわざ車で遊びに来たが、姉はその頃転勤や出産で忙しく過ごしていたので、仙台は初訪問。
 取りあえず、定番観光地を回ることにする。

 手っ取り早そうなのは、観光路線バスの「るーぷる仙台」を使う方法。

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 仙台駅前から20分おきに出ていて、観光地を一筆書きで回る。
 乗り降り自由で一回260円、最低2か所は立ち寄るつもりなので、3回乗れば元が取れる一日券を購入。


 最初の立ち寄り場所は、霊屋下(おたまやした)の「瑞鳳殿(ずいほうでん)」。
 霊屋下ってのは地名ね(普通にマンションやアパートが立ち並んでいる・・・年賀状にこんな住所が書いてあったら驚くわ)。

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 入り口の門からしてキラッキラ

 先へ進むと、透塀の向こうにさらに豪華絢爛な建物が。
 これが仙台藩祖伊達政宗の廟所である瑞鳳殿。

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 伊達六十万石(加賀・薩摩に次ぐ第三位らしい)の栄華って感じ。
 狙っていたわけではないが、ちょうど秋の御開帳をやっていて、政宗公木像を見ることもできた。
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 伊達政宗は「独眼竜」、つまり隻眼として知られているものの、本人は不本意だったのか、遺言で自分の肖像などは両目が揃った状態にするよう指示していたらしい。
 そのためこの木像も、両目パッチリである。


 敷地内には二代、三代藩主のこれも立派な廟が並ぶ。

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 これらはすべて国宝に指定されていたが、空襲で焼けてしまったそうだ。
 昭和50年代に再建、そして平成に入ってから大改修し、桃山文化を今に伝える華麗な廟が甦ったのだとか。



 るーぷるで次の目的地へ移動。
 バスは広瀬川を渡り、石垣の間を縫って山を上って行く。

 仙台城址到着。
 見晴台(本丸跡)にいるのはもちろんこの方 ☟

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 政宗公騎馬像。
 仙台で最も有名なランドマークと思われる。

 仙台城(青葉城)にはそもそも天守閣がなかったらしい。
 徳川を刺激しないように、というのがその理由だったようだが、仙台に城を移したのは関ケ原の後なので、すでに天守を必要としない時代になっていたのかもしれない。

 大手門や隅櫓などは明治維新をくぐり抜けて残っていたが、城址に陸軍が駐留していたので、空襲ですべて焼けてしまったそうだ。
 何とももったいないことだ。

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 城址からは、広瀬川の対岸に仙台市街が望める。
 以前住んでいた時に比べると高層ビルが激増していて、四半世紀の時の流れをひしひしと感じる。

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 フードコート前の敷石は江戸時代の城下が刻まれたもの。
 新居の周りのお寺が名前も敷地もほぼそのまま残っていて、これもちょっとした驚き。

 仙台城址は人気観光地だけに、るーぷるを利用する観光客も多い。
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 ちなみにバスは色々なカラーリングがあり、この日は三種類に乗った。



 お次は仙台総鎮守、大崎八幡宮。

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 市民の初詣、といえばココらしい。
 全国的にはほぼ無名とはいえ、なかなか趣のあるいい神社。

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 本殿は仙台市唯一の国宝なんだそう。
 黒漆が、金きらド派手な桃山様式に落ち着きと品格を醸し出している。



 るーぷるで市街地に戻り、定禅寺通り下車。

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 「杜の都」と言うにふさわしい景色よね、ココ。
 あと一か月ほどで光のページェントが始まる。見に来なきゃ。



 このあとアーケード街でお茶をして、地下鉄で帰宅。
 半日で中々充実した市内観光ができた。

 姉はパンダの段ボールが点在する我が家に一泊し、次の日の夕方帰って行った。
 いやー、全然しゃべり足りなかったわ!
 次回は来春、「東北の春を楽しむツアー」をする予定。



☆おまけ☆

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 仙台城址のお土産屋さん前にあった笹かま顔ハメ看板。
 顔がぴったりはまるいい大きさ。

 ♢  ♢  ♢

 その昔、ここには特別な「笹かま試食機」があった。
 ボタンをポチッと押すと、「殿が笹かまをご所望じゃ~」という声が流れ、また違う声が「ははーーーっ!」と答える。
 そしてウィーンとベルトコンベアが動き、小ぶりな笹かまが目の前に出てくるという仕組みであった。

 さすがに今ではもうないだろうと思っていたが、本当になくてちょっとガッカリ。
 世の中からこういう遊び心、ないしはくだらなさが無くなってほしくないと切に思う。
 



  

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