定義如来



 引っ越しして二週間、やっと初ドライブ。

 作並街道を上がっていき、途中からわき道に逸れて、大倉ダム横の細道を進んでいった突き当りが、定義(じょうげ)如来というお寺。

 ここは大抵のガイドブックに載っている観光地なのだが、以前住んでいた時は車を持っていなかったので、今回が初めての訪問。
 大体、二十代の若い娘が一人で、山奥の大して有名でもフォトジェニックでもないお寺に行かないわよね。

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 こじんまりした参道の奥に、古びた建物がある。

 でもその前に!
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 ここでは、名物の「三角定義あぶらあげ」を食べるのがセオリーであるらしい。
 「三角定規」をもじったネーミング?みたい。
 どれほど人気かというと、10時台というのにお店にはすでに30人ほどの先客が・・・。
 行き止まりの山奥に、わざわざあぶらあげ食べに来る人がそんなにいるってどういうこと
 席が空いているうちにと我々も参戦。

 一枚130円ナリ。名物としてはリーズナブル?
 お醤油と七味をかけて食べるのだが、揚げたてなのでサクサク、意外と美味しい。
 大きさは手のひらくらい、厚みもしっかりあって、けっこうお腹が膨れる。


 目的を達成したので、いよいよ参拝(先に拝めよ!)。

 参道突き当りの山門をくぐると、六角形の古風な建物が見えてくる。

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 貞能堂、とある。

 貞能とは・・・
 平貞能(たいらのさだよし)。
 平家の郎党で、父親と二代にわたって清盛に仕えた。
 壇ノ浦の後も生き延び、ここ宮城の山奥に隠れ住んだのだとか・・・。

 義経ゆかりの地は東北各地にあるが、平家の落人もいたのね。
 源平合戦、というか平家物語は、当時の日本人にどれだけ大きな影響を及ぼしたかがわかる。

 ちなみに定義如来というのは通称で、このお寺は西方寺というのが正式名称。
 本尊の阿弥陀如来掛軸が、平重盛(清盛の息子)が中国から取り寄せたという平家ゆかりの品なんだとか。
 定義の名は、貞能(さだよし)が読みはそのまま、偽名に「定義(さだよし)」を使ったからという話だ。

 裏手にはけやきの巨木が。

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 この木の根元に、安徳天皇の遺品が収められているらしい。
 真贋はともかく、幼くして政争の犠牲になった天皇を思うと、枯れ木のわびしさもひとしおだ。


 少し離れたところに「今」の境内がある。

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 こちらも貞能堂を模したのか、六角形の本堂。

 けっこう若いカップルや三世代家族が来ているが、ここ、「縁結び」と「安産」のご利益で有名みたい。
 平家の落人と縁結びがどう関係あるのかわからないが、まあ深く考えることもないか。

 裏手には立派な五重塔まで。

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 お寺と門前町のほかは何もないところなので、静かでいい。
 春なんかはまさに「桃源郷」という感じかな。



 大倉ダムを下って別の谷に入ると、仙台市の水道記念館がある。
 ちょっとお立ち寄り。

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 仙台市には数か所の水道水源があり、最初の上水道はこの川に作られたダムから引いたそうだ。
 令和の今も、もちろん現役。

 記念館に入ると、記念に仙台市の水道水ボトルを貰える。

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 家で飲んでみたが、うちの水道とは水源が違うためか、こっちのほうが美味しく感じた。

 記念館の駐車場では、地元の人がテントで自家製の野菜や漬物などを売っていた。
 その辺のイチョウの木から取った、というギンナンを買う。
 両手に山盛りの量で200円。
 家に帰って煎って食べた。
 秋だ~~~。



☆おまけ☆

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 記念館のホールにあったステンレスの球体。
 自撮りっ(^^♪




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