令和初の年末年始



 あけましておめでとうございます


 新居は、初日の出を見るのにばっちりなロケーション。
 といっても、低いところに雲があって水平線からは登ってくれなかったけど。

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 大みそか、いつものように紅白を見るともなく見て、さて寝ようかなと思ったら、「ゴーーーン」と鐘の音が。
 テレビの中で鳴っているのだと思っていたら、外だった!!
 家の周りは寺社街、家から半径200メートルに7軒、400メートルに広げると25軒もお寺がある。
 音量自体は大したことないが、何しろあっちでゴーン、こっちでゴーン・・・。
 リアル「ゆく年くる年」、除夜の鐘サラウンド状態
 百八つ撞いたら終わりなので、深夜にはちゃんと眠れたけど、人生初の体験であった。


 仙台はいとも穏やかな年明け。
 お雑煮を食べ、初詣に向かう。

 最寄駅から仙石線で20分ほど、「本塩釜駅」到着。

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 目的地は、駅から徒歩15分の「鹽竈(しおがま)神社」。
 事前のリサーチによれば、ここは宮城でベストスリーに入るような初詣スポットで、車は一時間以上の渋滞覚悟、朝9時以降は大混雑とのことだった。
 しかし、来てみれば電車はガラガラ、道路も歩いている人はスカスカ。
 どうやら車を使う人が圧倒的に多く、私たちのように「混んでいるなら時間の読める電車で」という人は少数派らしい。


 駅を出て、歩行者天国になっている道路をぶらぶら歩き、表参道へ。

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 「陸奥国一宮」。
 何がどうで「イチ」なのかはわからないけど、東北生まれの現在東北人としては、何かありがたく感じる。

 鳥居から延びる石段は二百二段。標高差にして40メートルほど。
 参拝は正面から!と意気込んで登り始めたけど、ゼーゼー、やっぱり息が切れる~
 今年はしっかり運動しなさいよ、という神様の思し召しだろうか・・・。

 石段を登り切って二つの門をくぐると本殿だが、一般人が拝めるのは本殿の手前に建つ拝殿。

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 よく見ると、右宮・左宮と分かれている。
 違う神様が祀られているようだが、並んでいる列からは見えず、まあ誰でもいいや・・・という感じで参拝。

 となりに「別宮」があり、そちらにもお参り。
 別宮の祭神は鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)。
 名前からすると、おそらくこちらが元来の土地神なのだろう。


  ♢  ♢  ♢

 後で調べたところによると、右宮が経津主神(ふつぬしのかみ)、左宮が武甕槌神(たけみかづちのかみ)だった。
 前者は香取神宮の、後者は鹿島神宮の祭神であることから、多賀城の近辺に関東から住民を移住させた際、一緒に持ってきた神なのかもしれない。
 というのも、明治期に北海道に集団入植した人々も、故郷の神と神職をセットで連れてきていたからだ。
 神社の創建は多賀城の建設と同じ頃だというから、元々の信仰対象であった鹽土老翁神に武張った二神を付け加え、多賀城の鬼門としての役割を担わせたのだと思われる。

  ♢  ♢  ♢


 鹽竈神社の境内から一段下がったところにあるのが、志波彦神社。

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 志波彦という神は、中央の史書には全く名前の出てこない、謎の神であるらしい。
 神社の由来書によれば、仙台から岩手県南部にかけて、志波、志波姫、紫波、志和など、シワのつく地名がたくさんあり、おそらくはその地で信仰されていた土着神なのではないかということだ。
 表の歴史には出てこない地域限定神・・・ライトノベルの題材になりそうな話だな、と思った。


 境内下の庭園からは、松島湾が遠望できる。

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 奥行きのある湾景に小島が点在、いいじゃんっ!
 万葉歌人が好んで詠んだ歌枕である塩釜は、なるほどここから見た景色だったのかと思う(真ん中のビルがチョー邪魔だけど)。

 
 下界に降りると、参道前に宮城の銘酒、一ノ蔵のテントが。

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 振る舞い酒を配っていたので、しっかり頂く。
 実は朝も一ノ蔵を一杯ひっかけて出かけてきたんだよね~
 (そして帰ってからもやっぱり飲んだ!)


 参拝も済ませたし、混んできたのでさっさと帰りの電車に乗り込む。
 行きよりも乗客は多かったが、それでもすんなり座れた。

 令和初のお正月は、なかなかいい感じで始まったのであった。




☆おまけ☆


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 鹽竈神社別宮の前にあった、「献魚台」。
 祭神の鹽土老翁神は製塩とか海の神様だから、お魚が好物なのかな?



 横浜時代はおせちを注文して手抜きなお正月だったが、今年は久しぶりに手作りしてみた。

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 もちろん、一から手作りしたのは数品で、残り半分は詰めただけ
 お魚は仙台では必ず食べるらしい「なめたがれい」。
 
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 子持ちが縁起がいいということらしく、雌は雄の2~3倍の値段。
 手ごろな値段で売っていたので(いいのはスーパーでも一匹六千円とか!)、初めて買ってみた。
 煮魚はそれほど好きではないが、これは肉厚で美味しかった。
 調べたら、なめたがれいは北海道で言うところの「ばばかれい」だそうだ。それなら食べたことあるよ!でした。



 

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