県南の旅
今朝も日の出鑑賞。
毎日早起きだわ~(日の出が遅いだけ)


このあと仙台の「初売り」という超有名イベントに参戦したものの、よそ者がふらりと行ってお買い得品をゲットできるほど甘くはなく、皆の気迫に押されまくって、何軒か覗いただけで帰宅した。
そして午後から本日のメインイベント~、お正月温泉一泊の旅

今年は仙台から車で一時間、蔵王のふもとの遠刈田(とおがった)温泉。
蔵王は宮城、山形の県境にあり、スキーと温泉、そして何といっても樹氷で有名。
どちらかといえばロープウェイのある山形側がメインなんだけど、宮城蔵王もスキー場が何か所かあるし、雪上車で樹氷も見に行けるようにして、観光客を呼ぼうと頑張っているようだ。
蔵王山はその名のとおり「蔵王大権現」を祀る山岳修験道の聖地で、江戸時代は参詣客で賑わったらしい。
冬の間は積雪が多く山頂に行けないため、麓に「里宮」を作ってご神体を遷し、そちらでお参りをしたのだが、それがあるのが遠刈田温泉。


現在も、冬期間はご神体をこちらに遷しているようだ。
社殿の白木の、涸れた感じがいい。
笹は正月の飾りだろうか。「結界」って感じ。
神社の前には公共の立ち寄り湯がある。

無料の足湯もあって、旅行客に大人気。
私たちは温泉宿に行くから入らなかったが、外国人もけっこういた。
宿は温泉街の高台にある老舗。
部屋からは蔵王連峰がよく見える。


上の写真、白いのは屏風岳。
下の写真、向かって左側のスキー場の奥にちょこんと見えるのが刈田(かった)岳、右側の高いほうが熊野岳。間に御釜(火口湖)がある。
お部屋には正月らしいお花と、色紙・・・?

うつみ宮土理がこの部屋に先月泊まったばかりらしい

離れとか、もっといい部屋たくさんあるのにね?
温泉は、基本源泉かけ流し。
内湯がかなり熱いうえ、露天風呂は寒すぎるので、宿泊客の多さの割には空いてた。
私は熱いお湯も平気だし、露天風呂も湯船に浸かっている分にはちょうどいいので、空いててラッキー

ゴハンは朝夕とも個室の食事処でゆっくりと。

夕食のメインは鴨鍋。
品数が多くて(いつものように数品は写真を撮る前に食べちゃった)、満腹フォアグラ状態。

朝もたっぷりのサラダ(手作りドレッシング三種類つき)に、温泉街のお店が作った豆腐、地元の味噌をブレンドしたみそ汁など、土地の味を満喫できるうえ、どれも美味しい。
ふだん食事を作り続けている身にとって、上げ膳据え膳で美味しいものが食べられるくらい幸せなことはない。
次の日は、温泉のある蔵王町から南東に下って行って、白石川に出る。
白石川の右岸に観音像のある丘があり、そこが船岡城址公園。

ここは蔵王と白石川の「一目(ひとめ)千本桜」を眺められる絶景展望台。
この時期の桜並木は、ただの枯れ木だけどね(汗)
土手には東北本線も走っていて、超有名な乗り鉄、撮り鉄スポットでもある。
桜の時期に来てみたいけど、車は渋滞、列車もぎゅうぎゅうだろうな~。
ここからは国道四号線で仙台まで一直線。
途中、岩沼で渋滞したけど(岩沼の竹駒神社も初詣ランキング上位)、さくっと帰宅できてラクちん。
来年はどこに行こうかな

☆豆知識☆
仙台初売りとは・・・
江戸時代から続く仙台城下の伝統行事で、1月2日に一斉に行われる。
何でも「昔からの慣習だから」という理由で景品表示法の適用外になってるとか、「お得」度がよその初売りとは違うのだそうだ。
とくに有名なのはアーケード街のお茶屋さんが出す「五万円の茶箱」、これには12月30日から並んでいる人がいるほど(寒いのでテント持参!)。
ヨドバシカメラやデパートの7時開店は驚くほどでもないが、イケアでさえ7時なのはさすが仙台と思った。
☆おまけ☆

船岡城址公園のモミの木。
昭和45年放映の大河ドラマ「樅ノ木は残った」の舞台なんだそう。
・・・生まれてたけど、さすがに知らないわ。

遠刈田温泉入り口の橋にあった巨大こけし。
「欄干がこけし」は宮城の観光地あるあるだ。
何度も言うけど、夜中には通りたくない・・・
