蔵王の旅
やっと遠出!
ドライブ!ドライブ

チョー久しぶりに一泊でお出かけ。
目的地は仙台の南西50キロ弱、県境のコチラ♪⇩

蔵王の御釜(おかま)。
山頂の火口湖で、晴れた日にはきれいなエメラルドグリーンに見えるはずだけど、この日はちょっとイマイチ。
それでも自然の荒々しい美しさを存分に楽しめる。
ちょうど高山植物の時期。

高山植物の女王、コマクサ。

イワカガミ。

(たぶん)ハクサンチドリ。
6月とはいえ、日陰にはそこかしこに残雪が。
山スキーの人たちもいる。

山頂駐車場や御釜は宮城県の土地で、西側にあるスキー場や温泉街は山形県。
本日は蔵王温泉にお泊り。
宿にチェックインし、温泉街を散策。
温泉街を流れる酢川。

湯気がモワモワ。

共同浴場がたくさんある。
写真を撮っていたら、半裸のオヤジが出てきて驚いた



石垣の間や、駐車場の下に源泉が・・・。
源泉とまではいかなくても、温泉街のそこここから水が染み出し、石垣などに白い航跡を残している。
こんなに地下水位が高く、それも硫化水素たっぷりで、家々の土台は大丈夫なのかと思う。
昔住んできたときに何度かスキーに来ていて、散策しながら名物の「玉こんにゃく」を食べた記憶があるが、コロナのせいかどうか、店頭で昔ながらの名物を売るお店は見当たらなかった。
その代わりに見つけたのが、「いが餅」という看板。
数件の店頭に「売り切れ」とあり、早い時間に売り切れるほどの人気商品なのか、それともコロナで作ってないのか。
ついに一軒で「いが餅あります」のボードを見つけ、勇んでカウンターに行くと、16時入荷とのこと。
どうやら売り切れ必至の人気商品であるらしい。
ロープウェイのほう(温泉街と違いリゾートっぽい)を一回りして、時間通りにお店に戻ると、すでに先客が購入中。
すんごい大量に買ってて、「私の分なくなっちゃうよー!」と思ったが、大丈夫でした


稲の花の餅、と書いていが餅。

一枚の笹の葉に3つ団子が乗って「一個」、三個入りを買った。

中にはこしあん、表面には稲の花に見立てたらしい色付きの米粒が載せてある。
味は素朴ながら飽きのこない甘さで美味しい。
蔵王温泉は、キョーレツな酸性。源泉ではph1.5だとか。
宿は源泉かけ流しだったが、内風呂・・・温度を確かめるために入れた足先が「痛ーっ!」というほどの熱さ

露天風呂はそれなりの熱さになっててゆっくり入れたけど、ちょっとあの内風呂の温度はないわ。
おかげで大浴場がガラガラだったのは良かったけど 。

こちらは共同浴場脇にあった「コンクリートの酸性耐久試験中」の手湯。

ちょっとかき混ぜると湯の花がモクモク。
新型コロナによる自粛の影響で、本来有料のはずの貸切風呂が無料で使えてちょっとラッキー。
遠くに山並みを望みながらの湯あみ、もうサイコーですわ

そしてお待ちかねの夕食は、これも感染対策で個室。

一番安いプランなのに、こんなに広々と部屋を使っていいのか?って感じ。


夕食のお供には山形の地酒を頂いて、美味しいものをたらふく食べて、幸せ幸せ

翌日、温泉街から山を下っていくと、眼前に残雪の山並みが。

真西には朝日連峰。
一番高いのが大朝日岳、1870メートル。
写真では一番左側のがそうかな?

北西に広がる平野の向こうには月山(がっさん)。
出羽三山のひとつで、いかにも火山といった山容。
蔵王山麓の直売所でさくらんぼ(旬です♪)を買い込み、目と体と口が幸せな旅は終わったのであった。
帰ってから一週間ほど、体が「硫黄臭」だったのはさすが源泉!
