2007年スイス旅行記その11~待てば海路の日和あり

お昼をまわって混んできたレストランから、リッフェルアルプの教会の下にあるベンチへ移動する。ヘルンリ稜からツェルマットの谷間までで一望できる、素晴らしい眺めだ。
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時間とともに雲が切れてきて、もうちょい!であるが、そのあと少しの雲が、邪魔なのだ。ひたすら雲が切れるのを待ち続けるが、ふと気付くと、肌が痛い。帽子を被ってサングラスをしていたとはいえ、迂闊にも、南を向いたままずっと日向にいたのだ。これは鼻がトナカイ間違い無しである!慌てて腰を上げる。時間ももう2時近く、そろそろ街に戻ってホテルにチェックインしよう。

リッフェルアルプ駅から電車に乗る。ここもホームはほぼ地表で、よいしょと乗り込む。下り始めて間もなく、進行方向にマッターホルンが見えてくると、同じ車両の中年団体がいっせいにカメラを取り出し、窓に群がって大騒ぎを始めた。ドイツ語を話しているので、ドイツ人としておこう。三十代から老人までの15人ほどのグループだが、電車が向きを変えると窓から窓へ大移動、大声でガフガフ(ドイツ語だから)わめきまくって、騒がしいことこのうえない。中でもゴリラチックな顔の中年おばちゃんは、ひとりで三人分くらい騒いでいた。ドイツ人は公共の場所でのマナーにうるさい人種と思っていたけど、どこにでも例外はあるということか。

ツェルマットの駅で、送っておいた荷物を引取り、ホテルへ向かう。駅から5分ほど、メインストリート沿いにある「テスタ・グリジア」二つ星。女主人は親切な感じだが、フランス訛りなのか、鼻にかかった発音がうまく聞き取れない。ツェルマットもドイツ語圏と思っていたが、みな「メルシー」というところをみると、フランス語圏なのかな?

ゴルナーグラートでマッターホルンを堪能する予定だったので、このホテルは節約して山側の部屋を頼まなかった。これまた年代物の部屋で、インテリアが「昭和30年代」である。ベッドはセミダブルで一応羽根布団、シャワーの勢いも申し分ないが、バスルームのドアに取っ手がナイ。鍵穴と、鍵があるだけである。つまり、鍵をひねって引っぱるとドアが開き、閉めるときも鍵をひねるのだ。さらに驚いたことに、置いてあるワードローブもテレビ台の戸棚も、扉はすべてこの方式!中に入って閉じ込められたらどうしようと、こわくてトイレの間もドアを閉められなかった。さらに、スキーシーズンが終わってホテルの前は道路工事中。眺めが悪い上にうるさくてとても部屋にはいられず、外に出る。

当初はスネガの展望台に行ってみる予定だったが、けっこう疲れていたし、マッターホルンが見えないなら一緒かと思い、街をぶらぶらする。駅前のコープで、カメラの電池や晩ご飯を調達し、その足でマッターフィスパ川沿いに教会方面へ向かう。すると!橋の上で、何とかマッターホルンの全景を見れた!しかし一瞬で雲がかかる。青空にくっきりとまではいかないが、まあ目的は達成。
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ツェルマットの教会の墓地は、有名なアルピニストの墓がたくさんあるらしく、ピッケルを供えてある墓がいくつか見えた。その向かいに広場があり、マーモットの噴水がある。でもこのマーモット、ブロンズ製だからつるりとして、お腹に手を当てたポーズはまるで岩礁に集うラッコ。
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噴水の裏側もブロンズ像で、こちらは立派な角のアイベックス。どちらも絶好の記念写真スポットになっている。

メインストリートをホテルへ向かうが、お土産屋は半分くらい閉まっている。6月も夏至すぎからが夏のシーズンのようだ。

部屋に戻って、シャワー、洗濯、夕食。クロワッサンと大量野菜サラダにヨーグルト、林檎、チョコレートケーキ。スイスのビールも飲んでみる。私には物足りない味だ・・・。
明日はいよいよ氷河急行だ。

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