2007年スイス旅行記その1~札幌からヘルシンキへ

新千歳空港より名古屋、ヘルシンキ経由でチューリヒへ向かう。

千歳空港発はAM7:55のフィンランド航空AY5814便。といってもコードシェア便なので実際はJALの機体である。札幌発でフィンランド航空なぞに乗る人が珍しいのか、JALの窓口は提携しているはずなのに、誰に聞いてもいまいち要領を得ず、隅っこのほうのカウンターに行くよう指示されやっと手続きしてもらえた。朝早いのであまり時間に余裕がなく(乗り継ぎが控えてるから何が何でもこの飛行機に乗らなければならない!)けっこう焦る。初めての海外一人旅だし。もちろん、多少ドキドキするのが旅の醍醐味なんだけど。私は中部国際空港でまた搭乗手続きが必要だけど、荷物はここからチューリヒまでスルーで行くらしい。乗り換え二回・・・ちゃんと荷物が届くかちょっぴり不安。

離陸してしばらくは雲の上だったが、じきに下界が見えるようになる。林道がほとんどない鬱蒼とした森が続くのは、白神山地。それが途切れると、八郎潟、男鹿半島が地図通りの形で(当たり前だよ)見える。その後しばらくは日本海上を飛び、また陸地に戻ったかと思うと・・・ドーンと眼下に北アルプス!6月初旬なので、残雪の具合が最高に美しい。本物のアルプスを訪ねる前に、日本アルプスも見れるとは、何だか得した気分である。犀川や御岳を眺めているうちに着陸態勢に入り、あっという間に中部国際空港到着。

中部国際空港を使うのは二度目。ここには当然のことながらフィンランド航空のカウンターがあり、Eチケットを見せると、待つともなくチューリヒまでの搭乗券が渡される。出発ロビーに入り、当座のスイスフランを得ようと両替店の列に並ぶ。同じ飛行機にツアー客がたくさんいるらしく、バッジをつけた中高年が10組ほど列に並び、北欧は寒くて風邪を引かないだろうか、あの添乗員さんは前の○○ツアーで一緒だった、等と話している。混んでいるので、係りの女性があらかじめ列の前のほうから欲しい通貨と金額を順番に控えているが、聞いてビックリ!みな口々に「ユーロを15万円分」とか「スウェーデンクローネを10万、ユーロを20万、ノルウェーの通貨は何だったかしら?」とオーダーしているではないか。みなさん、ツアーでしょ?そんなにどこで使うんですか・・・?

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ヘルシンキまでの飛行機はAY80便、AM11:00発。機体は最新鋭のエアバスA340-300E。というか、これに乗るために関空発(ボロいMD-11)じゃなく名古屋を選んだのだけど。窓側好きの私としては、窓側列が2席なのもフィンランド航空を選ぶにあたっての重要な要素だった。

6月の平日発というのに、エコノミーはほぼ満席。しかしラッキーなことに隣りは空席で、ヘルシンキまでは窓側2席を独占できた。狭いエコノミーで隣がいないというのは快適度がまったく違う。

離陸して30分、飲み物が出る。いつもはアルコールにしているが、一人だし、まだ午前中なのでトマトジュースにしておく。おつまみは「おっとっと」のようなスナック。

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さらに30分すると昼食が配られ始める。親子丼のようなあんかけご飯だが、マズイ。そして茶そば。これあまり好きじゃないんだよね。パンは普通に美味しいので、不味い日本食を食べるくらいなら、いわゆる洋食のほうがよっぽどいいのになあと思うけど、日本発の機内ではお米のメニューがないと文句を言う人が多いのかもしれない。食事にあわせてフィンランドの「KOFF」というビールもいただく。色が薄く、味もやはり薄いような気がする。ふと北欧の人たちの薄い髪の毛の色を思い出した。

食事が済んで外を見ると、雲の合間にビリジアン色の大地が見える。シベリア。雪解け水が氾濫したのだろう、原野に川の蛇行の跡が野放途に広がり、まるで生まれたばかりの土地のようである。しかしよく目を凝らすと、送電線のようなものや道路があって、こんなところにも人間の営みがあるのがわかる。日本から二時間ちょっとでこの景色、世界は広いのか、それとも狭いのか。

四時間ほど寝て起きたが、外は厚い雲の上で、暇つぶしに数独を始めた。シートバックモニターをいじっていたら、ゲームが色々入っていて、その中に「Sudoku」があったのだ。フィンランド航空の機内ゲームにも入っているくらいだから、世界中でブームというのは本当なのだろう。

最初はやり方がわからず苦戦したけど、そのうちこつを覚えてどんどん解いていけるようになった。しかしこんなところで頭を使っていてはいけない。まだこれから飛行機も乗り換えるし、チューリヒに着いてからもやるべきことは山ほどあるのだ。

離陸して7時間弱、二回目の食事が出る。ペンネのクリームソースがけ。

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この頃からまた下界が見え始めるが、今度はこれまた形容しがたい眺めである。全体に起伏に乏しい地形で、やや高い所が森になり、低いところはどこもかしこも「水浸たし」。フィンランドのキャッチコピー「森と湖の国」と聞いて、漠然とイングランドの湖水地方のようなものをイメージしていたが、そうではなく、こんな景色を指して言ったのだと納得。

南へ進むに従ってだんだん森の緑が濃くなり、街の数が増えてくる。やがて、海(後で知ったがフィンランド湾というらしい)が見え、その手前に近代的な都市が見え始める。周辺にはニュータウンという表現がぴったりな住宅地が点在しているが、どの街路にも高い木が植えられ、森の中に家が生えてきたような、不思議な、しかし素晴らしい景観である。飛行機はヘルシンキの町をぐるっと迂回して滑走路に向かう。現地時間午後3時、ヘルシンキ、ヴァンター空港到着。日本は夜の9時である。本日の行程、やっと半分。

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