ズーラシア



 横浜市内には、動物園が3つもある。

 そのうち最大規模なのが、よこはま動物園、通称「ズーラシア」。

 とっても広くて大人気らしいので、一年で一番空いていそうなこの時期に行ってみた。

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 敷地は丘陵地の上に長辺1キロほどにわたって広がっている。
 展示されている動物は、全部で100種類ほど。


 動物は世界のエリア別に展示されており、入場してすぐが「アジアの熱帯林」。
 植生も熱帯雨林風。
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 最初はインドゾウ。
 動物園って感じがするわ~。
 ちょうど飼育員さんの解説中で、ゾウのフンを間近で見る。
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 「未分解の植物繊維を大量に含む粘土」って感じ。←職業病


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 スマトラトラ。


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 ん?ライオン?アジアゾーンなのに?
 と思ったら、インドライオンという種類なんだって。
 保護区に数百頭しか残っていないとか。
 ゾウもトラもこのライオンも、絶滅寸前なんだよね・・・。
 人間は罪深いな。



 お次は「亜寒帯の森」。
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植生もそれっぽく針葉樹主体。


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 レッサーパンダは大人気。
 飼育員さんがリンゴをあげているところ。
 しぐさが可愛いわ~。


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 ユーラシアカワウソ。
 カワウソはペットで大人気らしいけど、家にこんな池があるわけでもなかろうに、カワウソが可哀想(かわうそ~)と思わないんだろうか。


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 フンボルトペンギン。
 子供の頃からお馴染み。(室蘭水族館にもいたから)


 寒いところの動物の王様は、やっぱりホッキョクグマよね。
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 ふーん、二頭もいるんだ。
 雄と雌かな?名前は・・・

 えっツヨシ?

 釧路動物園にいると思ってたら、いつの間にかこんなところに来てたのね!

 ツヨシは、円山動物園のデナリとララ夫妻の第一子。
 2003年生まれで、成長してから釧路動物園にお婿に行ったけど、相手の雌熊クルミと繁殖行動をとってくれなくて、なんかおかしいと調べたら、実はでした!というトンデモ事件があったのだ。

 動物園では名前を公募する関係上、生後三か月くらいで雌雄の判別をするんだけど、ホッキョクグマは外見では見分けが難しいらしい。

 次に生まれたピリカも当初雄と判定されていて、ツヨシと同時に科学的に検査したところ、雌とわかったようだ。

 そんなわけで、ツヨシは血縁のない雄のいるズーラシアに(今度は晴れて)お嫁入りしてきたらしい。

 ちなみにツヨシという名前は、当時ファイターズの顔だった、新庄剛志選手に因んでいる(公募)

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 ツヨシはけっこう美熊さん。

 お母さんのララは、これまで8頭も子供を産んでいる、スーパーマザー。
 というのも、現在は野生のホッキョクグマを入手するのが非常に難しく、今動物園にいる個体を繁殖させることが動物園業界の最重要プロジェクトであるらしい。
 そんなわけでララ所生の子供たちも、全国各地の動物園に散らばって、愛嬌を振りまくとともに繁殖活動に勤しんでいる。
 ツヨシも子供を産んでくれるといいな。



 先へ進むと、「オセアニアの草原」エリア。
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 独特の香りがすると思ったら、ちゃんとユーカリ植えてある~。
 オーストラリア、楽しかったな~。(←新婚旅行を思い出す中年女)


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 アカカンガルー。
 カンガルーって、態度がふてぶてしいと思うのは私だけ?

 コアラはいなくて残念。(せっかくユーカリあるのにね?)



 お次は「日本の山里」。
 ここは光線の加減であまりいい写真が撮れなかった。
 みんな寝てるし!

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 ツシマヤマネコ。
 ネコ科の動物は寒さが嫌いなのか、無駄な動きは極力しないのか、どこのエリアでも丸くなってじっとしていた。


 けっこう歩いて、やっと真ん中あたりの「アマゾンの密林」エリア。
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 インディ・ジョーンズか?
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 オセロット。
 アマゾンの動物には寒すぎるのか、カピバラも白熱灯の下でじっとしていた。



 この先が、ズーラシアの目玉エリア、「アフリカの熱帯雨林」。
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 幻の珍獣、オカピ。
 シマウマっぽいけど、キリンの仲間だそうだ。

 日本でオカピが見られるのは、ここと上野動物園と横浜市内の金沢動物園の3か所。
 関東にしかいないんだね。
 元々珍しいうえに、密猟で絶滅寸前らしい。
 ここズーラシアでは繁殖に成功しているので、動物園からいなくなることはなさそうだが、いくら安全とはいえこんな遠い国で暮らしても嬉しくないんですよ、というのがオカピの本音だろう。



 オカピやチンパンジーのいるエリアから橋で谷を越えると、いよいよ最後の「アフリカのサバンナ」。
 ここは陸上競技場ほどの広さの丘一面が、サバンナを模した展示場になっている。
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 何しろ広いので、目の前に動物がいてくれるとは限らず、あっちのほうにキリンが見えるからと移動すると、その間にキリンは別の場所に行っちゃったり、見る側にとってはなかなか疲れる展示方式だ。

 このエリアでは、キリンとシマウマとエランドが一緒にいる。
 シマウマが、目の前の水場にやって来た。
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 ・・・あれ?
 シマウマの奥に、何か動くものが・・・。

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 ほええ~、チーター!

 肉食動物とその獲物を一緒にしてるわけ???
 ちょっとビックリ~。

 お腹が空いていなければ襲わないからいいのかな?
 いたずらでシマウマ追いかけるなんて無駄な動きはしないのか・・・。

 ぐるっと反対側に回り込むと、さらに驚きの光景が・・・。
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 チーターのすぐ後ろ、人がいるー
 そんな無防備でいいの、あなた達!
 去年どこだかの動物園で、トラに襲われた飼育員さんいたでしょ?
 いやあもうビックリな展示方法だわ。


 
 これで、全部のエリアを見学完了。
 駐車場に戻るには、また正門の所に行く必要がある。

 正門まで、直線でも一キロ、くねくね道をひたすらテクテク。
 何しろ数個の丘をつないだような作りだから、バリアフリーとはいえ緩い坂を上ったり下りたりする。

 親子連れは、ベビーカーでこの坂をえっちらおっちら上って行く。
 手ぶらの私でも結構疲れる距離なのに、親ってすごいわ。
 
 歩数から園内で歩いた距離を換算すると、7キロ
 ちょっとしたハイキングだわコレ。


 実は動物系はあまり好きじゃないんだけど、旭山動物園は楽しかったので、ズーラシアにも来てみた次第。
 広くていいけど、何かもう一工夫を!というのが正直な感想かな。


 
 家に帰っても、なんか臭い・・・。
 全身にすっかり動物臭が付いてしまったらしい。
 服を全部洗濯したり、鞄やコートにプラズマクラスターかけたり、大変だった。
 上野でパンダも見たいけど、動物園はしばらくいいや。



☆おまけ☆

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 ベンチもオカピ。



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 遊具もオカピ。



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 お土産もオカピ。
 地元の鳩サブレーの製品かと思ったら、東京風月堂製でした。